2020.04.29 発行 by 古田
今日の那須の風景
新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言が全国に拡大され、いよいよGWに突入しましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。私は毎日のウォーキング以外は庭の手入れとテレビを見るだけの生活です。時々孫とテレビ電話をするのが数少ない楽しみです。
下左の写真は今朝のウォーキングの途中で撮った那須岳の様子です。やや積雪が少なったようにも見えますが、前回と大きくは変わっていません。
3月までは例年より気温がたかったので、桜はかなり早く咲き、新緑の時期も早くなるのではと思っていましたが、4月に入って気温の低い日が多く新緑の訪れは例年よりむしろ遅いように感じます。下右の写真はウォーキングコースの林の様子です。
「那須通信」2回目は少し趣向を変えて日本遺産についてお送りします。


明治貴族が描いた未来 〜那須野が原開拓浪漫譚〜
皆さんは世界遺産はご存じの事と思いますが、日本遺産というものもあることをご存じでしょうか。
文化庁は、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産」として認定し、ストーリーを語るうえで不可欠な魅力ある有形・無形の様々な文化遺産を総合的に活用する取り組みを支援しています。
日本遺産は現在84認定されていますが、ここ那須を舞台としたストーリーとして「明治貴族が描いた未来 〜那須野が原開拓浪漫譚〜」と題し58番目に認定されています。
以下は「明治貴族が描いた未来 〜那須野が原開拓浪漫譚〜」のストーリーの概要です。
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わずか140年前まで人の住めない荒野が広がっていた日本最大の扇状地「那須野が 原」。
明治政府の中枢にあった貴族階級は、この地に私財を投じ大規模農場の経営に乗り出します。近代国家建設の情熱と西欧貴族への憧れを胸に荒野の開拓に挑んだ貴族たち。その遺志は長い闘いを経て、那須連山を背景に広がる豊饒 ほうじょう の大地に結実しました。
ここは、知られざる近代化遺産の宝庫。那須野が原に今も残る華族農場の別荘を訪ねると、近代日本黎明期の熱気と、それを牽引した明治貴族たちの足跡を垣間見ることができ ます。
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昨日、蕎麦打ちの腕がなまらないように蕎麦粉を仕入れに出かけたついでにここにある華族農場の別荘を廻って写真に収めてきましたので掲載します。



