月並みだけど「剱岳秋色」 1982

実施日 1982年9月23日~25日
参加者 半田 他2名
報告日 1982/12/01(二ぺの声/vol.6-No.4)

秋色濃い剱岳に行って来ました.メンバーは大学の研究室の友達2人を含む合計3人.富山地鉄の改札口で大阪組と東京組の待ち合わせ,後は立山・黒部アルペンルート.サイトはターミナルから半時間の雷鳥沢.台風を予想してかテントは我々だけ.

サイト発7時.剣山荘あたりの紅葉なフジカラーも真っ青になる位,赤く染まっていました.山頂からは富山港,後立山連峰,それに続く穂高の山々までのぞめ,まさに嵐の前の静けさという情景でした.うすぐもり.雷鳥沢を下るころには空は一面雲におおわれ,雨模様となる.18時すぎテントサイト着.ビヤ樽で乾杯!

夜来風雨の声,花落つるどころの騒ぎではない.テントは大いにあおられ,今にも地獄谷の方へ飛んで行きそうな風と雨.予定を短縮して下山に決定.テント撤収の時,テント内で整理をしていた私は,突然やってきた突風(これはあたり前)のため,サイコロ状に転がる五角錘いや四角錘のテントの中で,いも虫ごろごろ/ひょうたんぽっくりこの破目に会ったのでした(このあたり矢野顕子,椎名誠ふう).

Milkyなみくりが池温泉につかり,酸味と苦味の室堂ホテルのブルマンブレンドを味わって,帰路につきました.では👍

剱岳
雷鳥沢/立山
剱岳山頂
ほっと一息
平蔵谷

ニセコアンヌプリ晩夏 1982

実施日 1982年8月21日
参加者 半田
報告日 1982/12/01(二ぺの声/vol.6-No.4)

8月18日~20日 北大で開かれた学会に出張.週末にはニセコの方に足を伸ばしました.3年ぶりの札幌.札幌ではお気に入りのLive House があって毎晩店が閉まるまで生演奏を楽しんできました.Blended Whisky(何がblendされているのかまったく定かではありませんがとにかく安い.ボトルキープ1980円)が3日でほぼ底をつきました.

下の写真は藻岩山(もいわやま)からの札幌の風景です.札幌は昼間は空が高く,夜は逆に低く感じられます.少し露光オーバーの部分がススキ野です.

藻岩山からの札幌夜景 1982/08/19 Minolta SR-1S f55mm 1.7, F1.7-20sec Kodachrome64

金曜日は屈治安泊,土曜日はニセコ国鉄山の家泊.ニセコは温泉もあってなかなか気持ちのいいところです.ニセコアンヌプリ(1308m)は山の家から約1時間/標高差550m.

往きはよいよい,帰りは雨降り.本当にジョギング気分で単に山頂を往復しただけというピークハンティングでした.是非ともスキーツアーシーズンに訪れたいものです.

帰りの飛行機で隣にすわった女性は何と小田実(まこと)の『何でも見てやろう』を読んでいました.なかなかとんでいる人もいるものです.ちなみに僕の方は迷える羊の「三四郎」でした.ではまた👍

ニセコアンヌプリ 1982/08/22 小雨 KR64
国鉄山の家+モイワ山 1982/08/22 KR64

*モイワ山(ニセコ)は藻岩山(札幌)とは異なります.

劔沢平蔵谷スキー行 1982

実施日 1982年7月27日~8月1日(山中3泊)
参加者 半田
報告日 1982/09/16(二ぺの声/vol.6-No.3)

残暑お見舞い申し上げます.今年の夏は劔沢でゆったり夏スキーを楽しんできました.1日目は雪渓でスキー,2日目は劔岳ピストン,最後の3日目は平蔵谷をスキーでころがり落ちてきました.

平蔵谷は劔岳避難小屋のコルから劔沢につながる谷で高度差750m.ビンディングと登山靴の不備で1/5ほど下ったところで滑落.何10mかごろごろ転がったところ,岩登りのクライマーで体で受け止めてもらいやっと止まりました.あやうく岩と体がこんにちはというところでした.止めて頂いた人はちょうど隣りのテントの人でした.

技術の伴わない無謀な行動は慎む必要があります.帰りには新築になったみくりが池温泉で一風呂浴びて帰途につきました.(入湯料¥350)

平蔵谷
剣沢キャンプ場
平蔵谷/前劔
平蔵谷/石室避難小屋
1982/07/31 剣岳/平蔵谷
剣沢出合から平蔵谷 1982/07/31

尾瀬スキー行 1982

実施日 1982年4月29日~5月1日
参加者 半田
報告日 1982/06/14(二ぺの声/vol.6-No.2)

去年に続いて尾瀬に行ってきました.今年は鳩待峠から入山,尾瀬ヶ原,至仏山,尾瀬沼,三平峠を越えて大清水に下山しました.至仏山へは800mのピストン,2時間の登り,30分の滑降でした.天気は連日小雨まじり,土砂降りにならなかっただけましといったところでした.

1泊目/長蔵小屋,2泊目/温泉小屋.どちらも風呂つきでそれほど混んでおらず静かな山旅でした.十字路から尾瀬沼に向かうルートでは50人近いクロカンスキーのツアーグループに出会いました.山スキーの人は意外に少なく,ゲレンデスキーの人と半々ぐらいでしょうか.尾瀬ヶ原では去年下山途中で出逢った人とたまたま出逢ったり,この時期の尾瀬が気に入っている人も多いのだと実感しました.

尾瀬ヶ原から燧ヶ岳をのぞむ
尾瀬/至仏山
ミズバショウ
温泉小屋
三条ノ滝

白樺湖~八子ヶ峰~蓼科 スキーハイキング 1981

実施日 1981年12月19日~20日
参加者 半田
報告日 1982/02/28(二ぺの声/vol.5-No.17 最終号)

行程

12/19 宮崎台~~~長津田~~~八王子0838~~~10:40茅野===12:00白樺湖—C社白樺山荘(泊)⇔白樺湖/スキー場
12/20 白樺湖スキー場09:30—10:40八子ヶ峰(1832m)—11:30八子ヶ峰ヒュッテ—14:10滝ノ湯入口===茅野17:05~~~八王子20:43~~~長津田~~~宮崎台

八子ヶ峰ヒュッテ付近にて Kodachrome64

土日の休みを利用して初滑りとスキーハイキングを楽しんできました.白樺湖は全面凍結,スケートも楽しめます.スキー場の方は積雪40㎝~50㎝,リフトも一部しか運転されていませんでしたが雪質はしまっていて快適でした.スキーハイキングの方は滑走予定の蓼科方面への下りが雪が少なくブッシュがところどころにあらわれている状態でほとんどスキーを担いで下山という羽目になりました.

天候は写真でお判りの通り厚い雪雲のくもり空,小雪が舞うあいにくの天気でした.ルートの雪質は下部に氷の部分があって上部は粉雪という状態.ふきだまりに突っ込むとひざ位まで埋まってしまいスキーの先端が上がらない程.雪質が安定するにはもう少し時間がかかりそうです.今年も宜しく!